はじめまして!高橋の方のおじさんです。
第1回目の記事となります。
弟子屈町にある「冬でも雪が積もらない」道東の聖域、ポンポン山に行ってきました。

そもそもの始まりは、

①温泉ニガテ
②味オンチ
③体力ない

という、北海道に生まれた意味があんまりない、高橋とフリーライターのTommy(トミー)、40代のおじさん二人のこんな会話から始まりました。

高橋「寒いし道は滑るし!冬の道東に俺たちの居場所はないのかよ!」
Tom「あるよ」

何年前かにテレビで見たという ざっくりとした情報、「冬でも雪が積もらず 一年中 虫が鳴いている場所」に 行ってみることに。僕 初めて聞いたんですけど、これって奇跡ですよね?

だってここ道東ですよ?

時間のない方はこちらをどうぞ。全部で三分くらいの動画です。
①OP&②真冬の道東にコオロギの鳴く聖域を目指した 前編

②真冬の道東にコオロギの鳴く聖域を目指した 後編


 
今回行くのは弟子屈町にあるポンポン山
川湯エコミュージアムセンター(以下 川湯EMC)のHPには記載がない(冬場、ポンポン山入り口近くに駐車場がないためオススメはされていないようだ)。が、前日 川湯EMCに電話してみると、スノーシューでポンポン山に行くことはできるとのこと( スノーシュー=西洋かんじき。同EMCでレンタル可 )。2月某日、9時。曇り空の下、釧路市を出発しました。
 

ところでポンポン山とは。火山活動からくる 地熱の影響で 年間通して暖かく、冬でも雪が積もらないという いつも春! な景色が見られる場所(噴気孔原・ふんきこうげん)なんだとか。マジか。そして、そこに生息している「虫=マダラスズ」。 全国にふつうにいるコオロギなのだが、本来なら卵で越冬する。しかし、阿寒湖周辺や弟子屈町和琴半島&ポンポン山では その噴気孔原のおかげで一年中活動。冬でも鳴き声を聴くことができる(!)。

車で川湯温泉へと向かう途中、天気は雪混じりに。川湯EMCで車を降り、その入口でヒグマと ご対面。

▼トレッキングへ向かう二人の心を その入り口で見事に砕いた、道東の「圧」。

受付で自然解説員さんに ポンポン山へ行くことを伝え 情報を収集。そして、スノーシューをレンタル。サイズを選び、5分ほど着脱法等のレクチャーを受けました。初めてのスノーシューでしたが、ふだん運動しないおじさんでも扱いは意外なほど簡単でした。

いよいよEMCを出て、ポンポン山のある仁伏(にぶし)地区へ。スノーシューを装備し、いざ雪道に。目の前にはトドマツやアカエゾマツの森。

雪に閉ざされた森は思いの外 静か。 途中、クモガタガガンボらしき虫(Tommy談)を発見。

20分ほど経ったところで、ポンポン山の案内表示。

前日にトレッキングした人の足跡があり歩きやすく、迷うことはありませんでした。しかし初スノーシューで息は上がる。動物の足跡はあるが残念ながら姿はなし。

▼豚のように汗をかき、小鹿のようにヒグマを恐れ、道東の大自然と一体化する高橋

出発から一時間、少し疲労もたまってきたころ、目に入ってくる景色に変化が!

さらに進むと赤茶色の雪のない丘が!湯気が立ち込め、緑色のコケ類も見えます。
ポンポン山です。

 

スマホが示す気温は-1℃。手持ちの温度計が指したのはなんと23℃(地面近く)! 足元から「熱」、きてます。

耳を澄ますと、「ジ〜」と小さく虫の声。 一帯には動植物保護のため、ロープが張られている。その内側で慎重に落ち葉を除け、マダラスズを探すこと、10分。

※以下の動画は「マダラスズ」です。虫がニガテな方はご注意を。

 

銀世界からポンポン山へ至った時の赤と緑。 強烈な色のコントラストは、単純に感動した。 上半身は降る雪を感じているのに、足もとからは確かな熱気が伝わる。はいずり回ってマダラスズを夢中で追いかけた。硫黄のにおいの中 泥だらけでおじさんたちが思い出したのは、我を忘れ ただ「遊ぶこと」に熱中した子供時代。

ポンポン山に背を向けて、また片道1時間。体は疲れてた。でも心は震えてた。だから思ったんだ。

道東は かっこいい と。

川湯エコミュージアムセンター
川上郡弟子屈町川湯温泉2-2-6
TEL.015-483-4100
FAX.015-483-4111
http://www.kawayu-eco-museum.com

書いた人 by  高橋

 

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